私たちが目指す志事

私は、中高・大・大学院と続けてきたハンドボール部を通してたくさんのことを学びました。 弱小チームも勝てるチームも経験しました。真和高校、熊本学園大学ではキャプテンをさせていただきリーダーシップを学ぶことができました。

勝てるチームと負けるチームの違いは何か?

それは目的・目標の違いです。1回戦負けのチームにいた時は、みんな練習が嫌いでした。自主練をしませんでした。

ある日、練習試合で格下に大敗して、チームの意識が変わりました。
勝ちたい」皆がそう思った瞬間でした。次の日から、早朝部員の姿がグラウンドにはありました。涙がでるほど嬉しかったことを覚えています。

やがて練習風景は変わり、ミスした時に「ドンマイ、ドンマイ」ではなくなりました。
なぜ、そのプレーをした?」馴れ合いではなく、お互いが真剣にお互いのために汗をかくことをするようになりました。相手のミスもちゃんと指摘する。いいことは褒める。チームはみるみる強くなりました。
それが「攻め心のない厳しさと馴れ合いのない優しさ」です。

高校3年の最後、試合に負けて終わったあとに恩師に言われました。
「私はハンドボールを教えてきたんじゃない」「ハンドボールを通じた人間教育をしてきたんだ」

キャプテンだった自分をメンバーから外す

大学4年生の最後の大会。大きな経験をしました。
自分を試合のメンバーから外しました。1年生に優秀な選手が入ってきたからです。
ハンドボール生活の集大成の試合でキャプテンをしていた私はチームの為に自分の「役」に徹しました。
キャプテンとしてチームの勝ちを考えること。また、チームの将来のためにたった一度しかない選手権の大舞台を一人でも多くの後輩に経験させること。その選択肢をとりました。
後輩たちは見事勝利し、西日本大会の舞台へ私を連れて行ってくれました。人生で大きな財産となる経験でした。

役に徹すること

「役に徹すること」。
自分のことばかりを優先せずにチームのために自分が活きることを考える。そのためには「役を知る」ことが必要です。
学生時代に学んだ経験から知ることができました。

万葉福祉会の役割

では私たち、介護従事者の役割は何か?万葉福祉会の役割は何か?
それは地域の中で要介護高齢者の皆様が安心して人生の最期を過ごせることです。 その行き着くところが「看取り介護」であると信じ、役割にコミットし徹底して使命を果たします。

万葉福祉会の志事とは

志事の根本は、まずは「好きな事」であってほしいと考えています。高校生の部活のように。
また、介護の専門性とは「介護を誰よりも好きなこと」だと考えています。
自分たちの介護をもっと良くしたい、そう思う気持ちを強くもち日々の業務に取り組む姿勢が重要です。
「いくつになっても熱く真剣に取り組む」
そういう大人はかっこいいと思います。